Nameless: sandro5's blog

徒然なるままに日暮らし、というわけでもない。

共感能力のない天について

天が何を望んでいるのか。天は平等など望んでいない。安定を望んでもいない。人が精神的な穏やかさを得るためにお膳立てしてくれることもない。むしろ地に生きる人々に葛藤して欲しいと思っている。価値観の衝突、思想の衝突、正義の衝突が望ましいとすら考えている形跡がある。

善悪を超えた存在とは人の価値観でいう悪をも 躊躇なく行う。ためらいなく多数の人々を虐殺もする。これが天の基本姿勢であり、現実だ。たぶん天には人への共感能力が欠けている。共感してしまっては世界の管理運営などできぬということか。

それでも人は生きねばならぬ、生きることを強制されているのが人だ。こんな世界を生きることに同意して人はこの世界に生まれ出でることにしたのだろうか?たぶんそうなのだろうが。